
オフィシャルサイトの、
Worksギャラリーで公開していた、オフィスビルのパース画を写真に入れ替えたので、ついでと言っては語弊がありますが、こちらでもちょっと紹介したいと思います。
この建物は、IT企業のオフィスビルで、2004年の夏に竣工しました。建主さまは、当初、斜線制限をクリアするため、上階に行くほどセットバックする6階建てのプランを検討されていたようです。ただ、できればもっと高さがほしいとの要望があり、当時はまだ珍しかった天空率算定による高さ制限の緩和の手法を用いて、8階建てを実現しました。
3Dキャドソフトなどの出現で計算も容易になり、今では天空率算定も一般的な手法になりつつありますが、当時はあまり事例もなく、役所の担当者と学びながら設計を進めたことが懐かしく思い出されます。
容積率、建ぺい率、高さ制限、道路斜線制限、北側斜線制限、日影規制、隣地斜線制限…土地にはさまざまな制限があります。その制限ぎりぎりの高さや広さの建物を作ろうとすると、あたかも建築基準法が設計したかのようなプランができあがります(笑)。
要するに、普通にやろうとすれば、誰がやっても同じような絵になってしまう訳です。
難しい条件であるほど、やわらかな頭でいること、そして新しい事例を作るくらいの気概を持つことが大切。そんなことを再確認させてくれたプロジェクトでした。
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